西畑 勇佑 2期生(2014年修了)U.E SANT ILDEFONS U-13、U-14 監督 |
現在はどのような活動をされていますか? |
現在は、スペインで取得した指導者資格を活かし、バルセロナのクラブチーム「U.E.SANT ILDEFONS U-13、U14」の第一監督としてチームを率いています。
また、アルビレックス新潟バルセロナの選手としても引き続き活動し、キャプテンを努めると共にピッチ内での通訳の役割も与えていただき、活動しています。
留学を決めたきっかけを教えてください。 |
アルビレックス新潟バルセロナ フットボールアカデミーが掲げる、「世界で戦うサッカー人へ。」というフレーズに惹きつけられました。
大学でのサッカー人生は、選手として結果を出せず、苦しい時期となりました。一度サッカーから離れる決断を下そうとして時に上述のフレーズに出会いました。
元々海外に出る事や、スペインが私にとって憧れのクラブであるFCバルセロナがある国であったという事も留学をする決め手となりました。今思い返すと多くの理由がありましたが、「スペインサッカーを肌で感じたい」、「サッカーがもっと上手くなりたい」というシンプルな理由が1番の決め手だったのかなと思っています。大学在学中に留学を決め、プログラムを終了し、大学卒業後にまたバルセロナに戻りました。
バルセロナはどのような街ですか? |
バルセロナは穏やかな気候と街中にサッカーというキーワードが溢れています。至る所にグラウンドがあり、バルでは人々がスポーツ新聞を広げ、昨日の試合内容を熱く語り、週末は小学生から大人までリーグ戦を戦う。そして世界最高峰のスペインリーグの試合を観る。サッカー好きにはたまらない環境です。
決して広すぎず、一方でサッカーだけに限らず他の競技、建築、芸術や音楽など多様な文化が溢れており、それらの分野で活躍する方々から受ける刺激も大きいです。
一時は日本に帰ったものの、戻ってきてしまったのはそのような多様な魅力がある街だからだと思っています。
留学を通して得たものはありますか? |
サッカーの奥深さを知ると共に、整理されたサッカーの知識を学ぶことで、複雑だったものが頭の中で整理され、サッカーをより深く理解できたことです。それにより、サッカーに対してより興味が湧きました。また、苦しい環境の中でも本気で闘っている人々に出会い、刺激を受けた事が1番の収穫だと思っています。選手、指導者だけでは食べていく事が難しいのですが、それでも本質的にサッカーをこよなく愛している、サッカーに情熱を注いでいる人々が多くいる環境に身を置いていることは私にとって、とてもプラスとなっています。
これからのビジョンを聞かせてください! |
引き続きカタルーニャ州育成年代のサッカーに携わり、いずれはなんらかの形で日本サッカー界にこの経験を還元したいと考えています。
明確な形があるわけではありませんが、「世界で戦うサッカー人」としての経験を基にサッカーの世界で活躍したいと思っています。